クリストファー物語

息子が保育園児から小学生になって少年野球を始めた頃から、うちの猫となったシーラ、ちゃぴこの伯父さん猫に当たるクリストファーが、放浪の旅に出た。
とはいえ、わたしたちの家に来ないわけではない。

時々やってきて狼藉を働いた。

アル、ぶっちゃん、クリストファーの3兄弟猫の中で元の飼い主失踪の件もあり、クリストファーはグレてしまったのだ。

息子小学校入学の夏休み、わたしも息子もはじめての夏の少年野球の試合に出たり、プールに行ったりで夏を楽しんでいた。

そんなある日、アパートの植え込みの茂みに隠れたクリストファー緊張にしっぽが震えている。
クリストファー超大型オニヤンマを狙う。

だが、そこに現れたうちの息子より年長の少年の1団、捕虫網と虫かごを携帯。
クリストファー獲物を横取りされるのでは!?Σ(´∀`;)
のわたしの悪い予感は残念ながらあたり、少年たちに見事でっかいオニヤンマは横取りされた。

少年たちは横取りしたなんて思わないだろうが、クリストファー的には獲物を強奪された気分であろう。

クリスストファー絶望のにゃー声を発する。

クリストファー耐えるのだ。人生は理不尽、猫生だってそれに負けずに理不尽なことだってあるのであろう。

だが、飼い主に見捨てられたと思い込んでいたクリストファーは更なる傷を負い、とうとうグレてしまった。

テリトリーを広げて離れた場所でクリストファーを見かけることが多くなった。

今思うと不思議だが、アパートの駐車場に本物の鶏がいる鳥小屋があった。
小さめの鶏が約10羽飼われていたが、どのようなテクニックを弄したか?クリストファーは鶏を捕獲して食べてしまった(T_T)/~~
バーベキューの肉を盗んだ。
犬を追っていじめた。

わたしはクリストファーにうちの猫になることを提案したが却下され、放浪の旅に出てしまった。
時々、傷を負って元の飼い主のアパートに帰ってきていた。

そのような日々が続いた翌年の夏、わたしは息子と柏葉公園の夏祭りにでかけるところをクリストファーに出会う。
だが、クリストファー肉球に傷を負っていた。
クリストファー病院に行こう!

だが、クリストファー足を引きずって去っていく。
次見かけたら捕まえて病院に連れてったほうがいいね。
息子と話し合い。

もしかしたら、わたしだけの手には負えないかもしれない。
近辺で有名な猫おばさんに相談することを決意。





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