我が名はSP

うちには3匹の猫がいる。
その中で最もデカく黒き猫プク。
この名は、わたしがうちのガーデニング用具入れの中で風邪をひいて震えていた可愛げのない顔をしてちっぽけな野良猫の仔猫を捕まえてうちの猫とすべく洗面所に閉じ込め友好の印としてモンプチ缶詰を与えた時、プチクロの省略形の名前としてモンプチ共々与えた。

だが、そのプチクロは大猫となった。
出来損ないのみっともない猫は見事、大黒猫としてうちの近辺に君臨した。
だが、最初の出来損ないと見極めたわたしの期待を?!裏切らず喧嘩は弱い。

3匹猫の中で1匹だけ外遊する。

わたしが外遊を許可するのにはワケがある。
プクには妹猫がいる。

プクが簡単に捕まりまんまとわたしの術中にハマったのとは違い妹はひどく用心深い。
臆病だとも言えるが、逃げ足は異様に早くアメブロにも書いたがさる文豪の言葉の如く、「人を見たら猫喰いと思え。」を座右の銘にしているに違いない。

プク猫の妹猫としてこの地に生誕してはや5年以上(正確に何年かは忘れた。)やっとわたしの手に落ちんとしている。
つまりはわたしを見ても逃げなくなり、食物をよこせ(ミョーん)と訴えるようになりわたしを給餌係と任命さえしつつある。

その名もSP。
息子が命名した。
シークレットポリスの省略形。黒いスーツを着たように見える柄が由来だ。

この猫さんがその妹猫SP。
超臆病猫なのにモデルを務めるは上手。

後ろ姿のポーズもキマっている。


このところ南関東晴天続きなので転がる。
埃まみれとなる誇り高き猫SP。

1週間ばかり前抱き上げるの成功するも逃走。それ以来、ご飯を食べるとさっさと退散するようになってしまった・゜・(ノД`)・゜・
SPを我がものにするにはまだしばらく時間がかかりそうだ。


こちらは通院中のうちの箱入り猫のちゃちこ。
モデルを務めるのは苦手。




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