ある竹山の崩壊

かつて、ほんの何10日前。わたしとSPが集う竹山がうちの近くにあった。
その隣に全国唯一の私立ミッション系の盲学校のグラウンドがある。

グラウンド→竹山→広いお庭のお家。の順で並んでいた。
だがなんとΣ(゚д゚lll)広いお庭のおうちの人が「この度、ここ(庭と家)地主に返します。」
とのことで、哀れそのうちの人とも中の良かったうちのプクと妹SPは贔屓筋の家を一軒失った。

工事が入り、家は潰され整地が行われつつある。つまり工事中なのだ。
それだけならまだいい。

その隣の竹山まで竹狩り人がやってきてああーーっという間にハゲ山というかハゲ丘にされてしまった。
ピアノ教室主催者のわたしは6月になると七夕の笹をここで調達していた。
ゆゆ、許せん(`Δ´)!来年からどこで笹を手にいれりゃいいのさ!


このように竹、笹は1本もなくなった。
なくなったら、その下の地面は笹の葉で覆われとりました。
くらいまでは風流だったが、一斉にゴミの山とも化した。

大昔の宅配のヨーグルトのビンから小型ラジカセ、サイダーのビンが5個くらい、ビールのビン、乾電池、軍手その他いろいろ。

だが、ここはまだ開発の魔の手は及んでない。
更にゴミ山だろうと陽光を遮る竹がなくなったので陽当りはいい。
最近はSP工事を恐れぬ強い猫になったので、陽光あふれる南関東の冬の昼下がりを楽しんでいる。

今日の昼下がり、SPは工事を恐れず元竹山、今ハゲ山から下りてきた。

後ろ姿も美しいSP。

だが、SP最近はよく盲学校のグラウンド方面にもテリトリーを広げた。
ウワサによるとここは良い動物の住処となっている。(そうだ。)

ここの生徒たちは猫その他の動物をいじめたりしない。
何故なら盲学校だからだ。

良い子でも猫には子供は敵になりうる。それは子供と猫の認識の差がありすぎるからだ。
お子様にとっては猫と遊びたい。猫にとっては迷惑、あるいはイジメ。

ともあれ、盲学校のグラウンドと園庭は木々と緑に溢れ、狸、ハクビシンも住居としている。

だが、SPよ。ヤツらは野獣だ。
うちに来るのだ。うちにはSPの兄ちゃんもいるし、血縁猫のちゃちこもいる。
ランプだけは息子が鎌ケ谷から拾ってきたので他猫だが、きっと仲良しになれる。

だが今日もSPはわたしの差し出したご飯は食べるが、一緒にわたしの家までは来ない。
去ってゆくSP。

1度捕まえて拉致しようとしたがそれ以来抱かれそうになると逃げる。
なのでわたしは追わない。
今朝は工事現場にも霜が下りたというのに、、。

sP捕獲の日はまだ遠いか?