SPデリバリー

このところちゃちこは週に3回のペースで動物病院に通っている。
小康状態というのか、病院に通いさえすれば元気にしている。

一時はわたしのほうがインフルエンザになるほど疲れたがインフルエンザから生還した後は慣れた。
ちゃちこ病院には連れて行くから元気にしてておくれ。

だが、ちゃちこはいい。うちにいつも居るんだし、病院に通ってるってことは異変があればすぐに治療受けられることでもある。

やはり問題はSPだ。

この頃を最後にSPはテリトリーを若干移したらしい。
このハゲ山のおとなりさんでSPの大嫌いな工事が行われているためと推測される。

1番の大きな問題は工事があるとわたしがハゲ山まで到達出来ないことにもある。裏道もそうそうは使うわけにもいかない。
さてさてどうしたことか、、。

だが、SP例のテラスのあるおうちに周辺にいることはいる。
SPの名を呼ぶとにょーん声で返事をしてくれる。

どうもテラスのうちもいつもいつもSPに給餌してくれるわけでもないらしい。
そりゃそうだろう。隠居老人というほどの年でもないのにわたしくらい日がな一日ヒッキーしている人のほうが珍しい。

SPハゲ山でもうちから列ないる家々でもない少し外れた道の辺で鳴かれてもわたしは困る。
世の中SPの敵となる人々とていないわけじゃない。
小道とはいえ往来でドードーと給餌すれば、そういうことは反則だぜねーちゃんとドラ猫!

と、ドーカツされるのだって夢じゃない゚(゚´Д`゚)゚
なのでわたし、夏場に冷食を移送する際に使う保冷バックにSPのご飯とミルクを詰めてデリバリーすることを思いつく。
そして、給餌場所は知り合いの家の茂みの中に潜り込む。

わたしは前世くノ一だったのかと思う。
SPデリバリーの開始じゃ。
あのSPの大嫌いな工事が終わり次第、うちの近辺に帰ってきておくれ。

そのような日々を送っていた今日。
その茂みの持ち主に遭遇。

「うちの植木を伐採しようかと思って、、。」
なぬーーーー!SPよどうする。

なのでわたし告白。
「あの猫はわたしの猫の妹猫。うちに来てくれないけれど、ご飯は食べさせたいんです。でも最近ここに居着いたらしくて、、。」

おんや、そしたらその家のオーナーさん、お庭にSPが遊びに来るんで面倒見始めたところだと、、。
\(◎o◎)/!
(*´∀`*)

やったなSPだが、工事が終わったら絶対うちの周辺に帰ってきておくれ。
それまではにょーん鳴きが聞こえしだい保冷バックでSPデリバリー続けるからね。