猫病院とデリバリーの日々

ちゃちこの動物病院通いは週に3日することにした。
やはり病院で点滴を受けると元気になる。

心なしか茶色の色目が濃くなる。
薬も毎日飲んで夜はわたしの腕枕で寝る(-_-)゜zzz…

猫キャリーを担いでの動物病院通いに一時はへばったわたしだが、このところ慣れた。
朝9時13分の根岸行か9時15分の市電保存館行のバスに乗る。

夜になって眠くなってきたちゃちこ。

朝もベッドで寝ているが引き剥がされて病院に向かう。
当然文句を言う。
わたしはにゃにゃーっ、と文句を垂れる猫を担いでバス停に向かう。
このところ春霞で富士山がくっきり見えなくなった。寒いけれどもう春がやってくる。

電車で帰ることもあるのだけれど、駅からの帰り道はSPの新しいテリトリーを通る。
だが、朝方はSPはいない。

なんとなく心配だが、その場面では早くちゃちこをうちに帰してやりたい。
SPはピンピンしているが、ちゃちこは病猫なのだ。

だが、SP午後になればしっかり新しいアジトにいる。
わたしが声をかければちゃんとミョーん声で答える。

この小道の奥の家の軒下と物干しによく潜んでいる。

この小道の奥家のそのまた奥は、例のミッション系盲学校のグラウンド、土日はSP及び猫族の敵、子供たちがサッカーに興じている。
その子供たちは盲学校の生徒ではない。
このグラウンドは近所の子供たちには使わせてくれる。
うちの息子も毎日のようにここで自転車の練習や野球や陸上の練習をして遊んでいた。

つまりSPの新しいテリトリーはグラウンドをカナメにうちの周辺と繋がっている。

わたし今日は工事音がしないので、工事が終わったのかいな!
SP帰ってこいよ(*´∀`*)
だが、重機を使ってないだけでシっかと工事は行われていた。

ちゃちこと家に帰りしそののちの午後、わたしはSPの新たなテリトリーへと向かった。
SPは茂みが好きだ。
だが、SPは猫だがわたしは人間だ。

この茂みに潜り込むには髪もジャケットもタイツもしくはジーンズも枯れ草と枯れ木だらけになってしまう。

この茂みの持ち主には了解を取ったものの、誰にも見つかりませんように(祈り)
見られたらカッコ悪くて立ち直れなくなるわ。

SPは茂みで毛づくろいをする。

わたしがSPデリバリー用の保冷バックを持ってSP食器を回収に行ったら、案の定SPはこの小道にも茂みにもいなかった。
だが!
いつぞやの夜、秘密の路地裏探検した日いた階段の上の家の庭にSP発見。
SPここの家も定宿にしたのかいな?!

やるなSPでも、工事が終わり次第うちの近所に帰ってくるのだよ。
うちの近辺の住人さんたちもさびしがっているのだ。
SPよかえってくるのだ!