雪の翌日

3月に雪が降ってはいけないということはない。
3月だって雪はふる。

寒冷地では当たり前だと思う。
問題はわたし在住の南関東での話だが、南関東だって3月に雪は降る。
場合よってはなごり雪、というようなロマンティックな言い方して、わたしだって3月の雪場面によっては3月は冬と春との素敵なデュオ、とでも言って差し上げるけど、、。

昨日の春分の日の雪は楽しむどころじゃなく、もー、いい加減にしろよ(`・ω・´)気分。
こんな日に限って、ちと気が張る予定が入っている。
あんまり天候に祟られたくない予定あり。

更に、とうとうこの冬SP捕獲が叶わなかったからには、早く過ごしやすい春になってもらいたかった。
うちの斜め隣の庭が広大な家と、そこの家主、及びわたしがかつて秘密基地と呼んだ竹山、次に伐採されてハゲ山、その次更に重機で掘り返して造成地となってから、家なき猫のSPが心配なのだ。

斜め隣の家とその家主健在だった頃(引越ししてしまったのだ。)は、家なき猫SPとはいえ寄る辺があった感じなのだが、その家、その家主、秘密基地なき今はSPの寄る辺は主にわたしなのだ。
季節はずれの雪の寒い日、SPはいかに、、!

雪の中SPの名を呼ぶも返答は無い。



SP盲学校のグラウンドに面した家の人が面倒を見てくれているのはわかっているのだが、悪い敵猫も潜んでいる。
無事か?!SP。

その恐ろしい雪の日の夜が明けてわたしは登校中の小学生、出勤途上のお勤め人たちをかき分け、今のSP駐屯する地域に向かった。
SP、無事か?

喚くようなにょーん声!SPどうした!

どうもSPめちゃくちゃお腹すいてるらしい。
SPは他猫がいると食べるのが下手なのだ。
わかったよ。SP待ってろ。

あたりを警戒中のSP。

ご飯を食べて一安心するも、、。
もオーーー!また工事人たちが元SPのテリトリーのグラウンドに通づる道と元秘密基地をバンバン音たてて、今度は掘り返しじゃなくて地ならしみたいなこと始めた。

SPが怖がって近づかないじゃないか!
工事よ。早く終われ。

SPがうち周辺のテリトリーに戻り次第、うちの猫になってもらうのだ。