猫の日

夜中に大猫プクにわたしは乗られた。
乗ってどうするかというとこの猫は前脚後脚、つまり脚を4本とも全部使ってモミモミ攻撃をする。
モミモミ攻撃をしながら人の服、ベッドの上ではベッドカバーを口に咥えて、フニャァフニャァと唸る。

猫は何かを咥えたまま唸れるらしい。

草木も眠る丑三つ時、わたしはうちではもっとも大きな猫プクに乗られてモミモミ攻撃を受け苦しんだ。

モデルになるのはヘタなプク。
何か不満があるのだろうか?

夜は明けて、眩しい光が差し込むはずの窓が妙に暗い。
雨が降ってるのかよ、、。
いーや、雨ですめばまだ良かった。
雪になってきた。

プクよ。及び他の猫たちよ。さんざんな猫の日になったな。
猫の日の今日。夜のモミモミ攻撃では飽き足らぬプク。
わたしにシーバをよこせと欲求する。

アラアラ、シーバ買うの忘れてるわ。
我慢しろ。ねこ元気でいいだろうが!

だが、プクしぶとくナゴナゴ啼いてシーバを欲求。
贅沢言うな。昨日買うの忘れたんだ。

はっ!だが今日は猫の日。シーバくらい買ってやろう。
わたしやっと雪がやんだ頃ドラッグストアに向かう。

プクばかりでなく、うちの猫は全員シーバが好きだ。
次から楽天で纏めて買おう。

雪はやみ、買い物に出たついでにSPの様子も見に行こう。
SPこの寒さで震えてるんじゃないだろうな?

だが、いつもの小道にはSPはいない。
階段の家にもいない。

そしてなんとハゲ山の向こうの家の軒下からミョーん声が、、。
SPそこにいたのか!


プクと違ってSPはいいモデルだ。
プク兄ちゃんは家にいるよ。SPもうちに来るんだ。

今日は昨日より近場にSPデリバリー。

SPの好きなご飯はフィリックスやわらかグリルとミルク。

雨上がりというか雪上がり?!(というのか?)のハゲ山でひとしきりSPと遊ぶ。
だがだが、こんな日でも工事はやっている。ご苦労様なことだ。
早くケリつけてね。

寒くて雨も霙も雪も降った散々な猫の日。
早く春になーれ。
だけれども、元竹山、今ハゲ山ゴミの山にも春は近づいている。

一面の蕗の薹。
もうしばらくすれば蕗がハゲ山のゴミを隠してくれるであろう。その次は菜の花が咲くに違いない。
どうせ、そうは素早く開発はしないさ。

開発の手が及んでくるまでここでSPと春を楽しもう。
ハゲ山が開発されて、宅地になってしまったらそのときはうちの猫になるのだよ。SP。





猫病院とデリバリーの日々

ちゃちこの動物病院通いは週に3日することにした。
やはり病院で点滴を受けると元気になる。

心なしか茶色の色目が濃くなる。
薬も毎日飲んで夜はわたしの腕枕で寝る(-_-)゜zzz…

猫キャリーを担いでの動物病院通いに一時はへばったわたしだが、このところ慣れた。
朝9時13分の根岸行か9時15分の市電保存館行のバスに乗る。

夜になって眠くなってきたちゃちこ。

朝もベッドで寝ているが引き剥がされて病院に向かう。
当然文句を言う。
わたしはにゃにゃーっ、と文句を垂れる猫を担いでバス停に向かう。
このところ春霞で富士山がくっきり見えなくなった。寒いけれどもう春がやってくる。

電車で帰ることもあるのだけれど、駅からの帰り道はSPの新しいテリトリーを通る。
だが、朝方はSPはいない。

なんとなく心配だが、その場面では早くちゃちこをうちに帰してやりたい。
SPはピンピンしているが、ちゃちこは病猫なのだ。

だが、SP午後になればしっかり新しいアジトにいる。
わたしが声をかければちゃんとミョーん声で答える。

この小道の奥の家の軒下と物干しによく潜んでいる。

この小道の奥家のそのまた奥は、例のミッション系盲学校のグラウンド、土日はSP及び猫族の敵、子供たちがサッカーに興じている。
その子供たちは盲学校の生徒ではない。
このグラウンドは近所の子供たちには使わせてくれる。
うちの息子も毎日のようにここで自転車の練習や野球や陸上の練習をして遊んでいた。

つまりSPの新しいテリトリーはグラウンドをカナメにうちの周辺と繋がっている。

わたし今日は工事音がしないので、工事が終わったのかいな!
SP帰ってこいよ(*´∀`*)
だが、重機を使ってないだけでシっかと工事は行われていた。

ちゃちこと家に帰りしそののちの午後、わたしはSPの新たなテリトリーへと向かった。
SPは茂みが好きだ。
だが、SPは猫だがわたしは人間だ。

この茂みに潜り込むには髪もジャケットもタイツもしくはジーンズも枯れ草と枯れ木だらけになってしまう。

この茂みの持ち主には了解を取ったものの、誰にも見つかりませんように(祈り)
見られたらカッコ悪くて立ち直れなくなるわ。

SPは茂みで毛づくろいをする。

わたしがSPデリバリー用の保冷バックを持ってSP食器を回収に行ったら、案の定SPはこの小道にも茂みにもいなかった。
だが!
いつぞやの夜、秘密の路地裏探検した日いた階段の上の家の庭にSP発見。
SPここの家も定宿にしたのかいな?!

やるなSPでも、工事が終わり次第うちの近所に帰ってくるのだよ。
うちの近辺の住人さんたちもさびしがっているのだ。
SPよかえってくるのだ!





SPデリバリー

このところちゃちこは週に3回のペースで動物病院に通っている。
小康状態というのか、病院に通いさえすれば元気にしている。

一時はわたしのほうがインフルエンザになるほど疲れたがインフルエンザから生還した後は慣れた。
ちゃちこ病院には連れて行くから元気にしてておくれ。

だが、ちゃちこはいい。うちにいつも居るんだし、病院に通ってるってことは異変があればすぐに治療受けられることでもある。

やはり問題はSPだ。

この頃を最後にSPはテリトリーを若干移したらしい。
このハゲ山のおとなりさんでSPの大嫌いな工事が行われているためと推測される。

1番の大きな問題は工事があるとわたしがハゲ山まで到達出来ないことにもある。裏道もそうそうは使うわけにもいかない。
さてさてどうしたことか、、。

だが、SP例のテラスのあるおうちに周辺にいることはいる。
SPの名を呼ぶとにょーん声で返事をしてくれる。

どうもテラスのうちもいつもいつもSPに給餌してくれるわけでもないらしい。
そりゃそうだろう。隠居老人というほどの年でもないのにわたしくらい日がな一日ヒッキーしている人のほうが珍しい。

SPハゲ山でもうちから列ないる家々でもない少し外れた道の辺で鳴かれてもわたしは困る。
世の中SPの敵となる人々とていないわけじゃない。
小道とはいえ往来でドードーと給餌すれば、そういうことは反則だぜねーちゃんとドラ猫!

と、ドーカツされるのだって夢じゃない゚(゚´Д`゚)゚
なのでわたし、夏場に冷食を移送する際に使う保冷バックにSPのご飯とミルクを詰めてデリバリーすることを思いつく。
そして、給餌場所は知り合いの家の茂みの中に潜り込む。

わたしは前世くノ一だったのかと思う。
SPデリバリーの開始じゃ。
あのSPの大嫌いな工事が終わり次第、うちの近辺に帰ってきておくれ。

そのような日々を送っていた今日。
その茂みの持ち主に遭遇。

「うちの植木を伐採しようかと思って、、。」
なぬーーーー!SPよどうする。

なのでわたし告白。
「あの猫はわたしの猫の妹猫。うちに来てくれないけれど、ご飯は食べさせたいんです。でも最近ここに居着いたらしくて、、。」

おんや、そしたらその家のオーナーさん、お庭にSPが遊びに来るんで面倒見始めたところだと、、。
\(◎o◎)/!
(*´∀`*)

やったなSPだが、工事が終わったら絶対うちの周辺に帰ってきておくれ。
それまではにょーん鳴きが聞こえしだい保冷バックでSPデリバリー続けるからね。





2月は祟る

2月になったとたんわたしは高熱に苦しみ、高熱の原因はインフルエンザB型で、ドクターストップがかかり仕事は休んだ。

だが、高熱に苦しもうと生業のピアノ教室は生徒さんたちに感染すわけにはいかないので休業しようと、休むわけにはいかないのは猫さんたちのお世話。
猫には感染るまいが他の人々に感染すわけにはいかないので1回ちゃちこの動物病院はお休みしたが、うちのお猫の世話はうちにいてできるにしてもSPのところにも熱を押してでも出かけて行った。

SPいつでのわたしはお前の見方だよ。

ハゲ山となった元竹山にも蕗の薹が生えてきた。もう春だ。
インフルエンザに負けるなわたし。

枯れ草の中にいくらかしょぼくれているが蕗の薹が芽をだした。

もっと沢山出てきたら摘んで佃煮にでもしようか、、。

SPも寒さに負けずに、この冬を越しそうだ。

頑張れSP。そして来年の冬こそうちの猫になるのだ。

そしてわたしを襲ったインフルエンザB型もなりを潜め、とうとう平熱になった。(@^▽^@)ヤでもてっぽーでも持って来いって。

そうしたら、本当に矢や鉄砲ダマが飛んできた。
その1弾。

SP集うハゲ山の隣でまた工事が始まった。
オタクたちがそこで工事してると、SPの昼寝場所にわたしはたどり着くことが出来ないのだ。

だが、わたしとてナミの女ではない。裏手から(こっそり)SPに近づいた。ははは。

次、インフルエンザ休業中の分を取り戻そうと朝から昼過ぎまでレッスンした。そのあと、フライパンの焦げ付きがひどくなったのでフライパンを買いに隣の駅まで行った。
休みの傷跡は未だ残る。

どうも、フライパンなんか買いにはるばる隣町まで行ったのが間違いだった。

わたしは新たなフライパンは手に入れたものの、インフルエンザの後遺症と午前の張り切りで疲れ果てブタのように眠ってしまった。

今日はまだSPのところに行ってない!
夕食を食べて、ではSPは?!
と、思ったものの咳が止まらなくなって、胃まで痛くなってきた。

まさかインフルエンザと見せかけて本当はもっと悪い病気なんじゃ?!
とうとうSPとは会えなかかった。SP泣いてるんじゃないだろうな?!

思い直し、翌日の今日も工事。
だが負けるものか?!SPは何処に?!

禿山から少し離れたお庭の広い家にてSPの鳴き声がする。
SP今行く。待ってるんだ。

わたしSP好むご飯を携えて再度、そこの家周辺に向かう。
SP盛大にミョーん鳴きはするものの、わたしの方には来ない。
どうしたんだ?SP。

すると、お庭の広い家の掃き出し口が開き、SPのもとにSPご飯が、、。
エエエエ、、SP(裏切り者が、、、)
だが許す、SP。

また明日来るからなSP。
そしてSPの嫌いな工事が終わり次第ハゲ山の周辺に戻ってくるのだよ。





それでも春はくる

先週の動物病院ではちゃちこ脱水がある。という。
空気が乾きすぎているせいか?

ここしばらくはうちの湿度は30%以下。
洗濯物を家に干したほうがいいでしょうか?
って尋ねたけど、、。いやそういう問題か?
状態が悪化するようだったら動物病院通いの日を増やすしかない、、。

だが、目に見えて悪くはなっていない。動物病院に連れて行く前に比べりゃ格段に元気になった。
気候が良くなりゃちゃちこだってもっと元気になるに違いない。

今年は異様に寒すぎる。
なのでちゃちこは病気とはいえまだいい。
なぜなら1日中家にいる。ヒッキー道を極め中のわたしより家にいる。
したがって、容態の急変はすぐにわかる。
とろいので捕まえて病院行きにするのも容易。

だが、ピンピンしているとはいえSP始め野外生活を送る猫たちはどうよ。
冷凍猫になってるんじゃないかと思うと超絶心配だ。


今日のSP。
わたしの心配をよそに元気に過ごしている。
時に屋根のてっぺんで鳴いていることもある。
そんなところにわたしは登れない?!!

朝SPは元気に道路側に出ていた。
だが、昼過ぎに見に行くとSP異様にお腹を空かせている。
早く食い物持って来いの催促をして、あっという間に食べ尽くした。
だが、、。
SPとて誇り高き猫。
給餌係のわたしに対して、お腹すいてないときは「そのような下等な食料は食わないわよ。」という態度をとる。
わかったよSP病気や怪我で食欲がないのでなければいいのだよ。

そしてSP様の召し上がらなかった猫ご飯は↓

この方のお食事として消費される。
ちゃちブサは長毛なんだから寒さにはきっと強いだろう。

大雪の時は姿を見せなかったがなんのことはない。
厚かましくも最近はわたしを給餌係としてコキ使っている。

猫様たちもわたしも寒さに耐久中、、。
だが、わたしこの気候なんとなく楽しみ始めている。
氷や霜、雪のオブジェはぜっえたい夏には存在しないものね。

だけれど、春はやってきている。
SPが晴れた日の日中過ごしている。元竹山に蕗の薹発見。
もっともこの元竹山、ゴミだらけなので一瞬壊れた玩具の1部じゃないか?
と、思ったが正真正銘蕗の薹だった。

沢山生えたら、煮物にしようか。春の香りがする。
蕗の薹が開いちゃったら次は蕗。
当たり前だが春の味覚。

ははは、このはげ山も一面蕗の薹に覆われれば見られるようになるさ。
菜の花も咲くに違いない。
どうせそれまでもその後も開発は及びそうにない。

だって、何時になったら工事再開するんだ。
また工事人たちがやってきたのでSPとわたしの午後の寛ぎスポットが台無しにされる゚(゚´Д`゚)゚
恐怖かんじたけど、なんとまぁその工事の人たちは全然関係ない下水の工事だと、、。

やっぱり早く春になーれ(*´∀`*)





霜の花

あの雪以来どうも{{ (>_<) }}寒い。 風邪ひいたんじゃないか、熱があるのかしら? と、思ったがなんのことはない、本当に気温が下がって寒いのだ((´д`)) わたしは寒さのほうが暑さより弱い。 モーこの時期は冬眠してたいよ。 なんで人間は冬眠出来ないんだよ。 短いスパッツの上にジーンズはいただけだとお尻のあたりが冷たく感じて風邪ひいて、風邪ひいた上にお腹まで痛めそうなのでしばらくはこのファッションはやめることにした。 レギンスを履いてもちろんこれだけじゃ寒いので、木綿のくるぶし丈のスカート履く、これだけでは心許ないのでレギンスとスカートの間にペチコートをはく。 これだと寒さを大幅に防ぐことができる。 やったぜv(=^0^=)vこのスタイルがスカートがショート丈になる前までは西ヨーロッパの標準仕様に近いのは激しく納得。 もっともペチコートはタイトスカートのまとわりつき防ぐためにはく、短い裏地様のものでない。 ピンクハウスのたっぷりした木綿のフリルが何段も付いたやつだ。 これがフランネルならばもっと暖かなのだろう。 更にもっと寒きゃ何枚か重ねてはく。 赤毛のアンか何かにそんな記述があったな。 だがそんな心配は無用、南関東いくらなんでもそんなには寒くならない。 今日は工事現場に霜が立っていた。 霜の花が咲いた。
工事現場は一面の霜の花。

だが、買い物に行ったら更に過激な霜が降りている場所を発見。

これだ。

この寒さにも関わらず、SPは元気で朝は近所の家の屋根の上にいる。
昼下りには例の元竹山でくつろいでいる。

ここも地面が乾いて日差しが暖かいのだろう。

まだ雪も残っている。

しかし、このファッションでハゲ山登りとSPへの給餌、更にはこれで雪かきもした。
ペチコートの裾がいい加減に汚れて来ている。

ペチコートもう1枚買おうか?とも思ったが、ピンクハウス製品は高いのだよ!
おいそれとは手が出ない゚(゚´Д`゚)゚

どのタイミングで洗濯するか?
夜洗濯すれば朝には乾いてるかな?!

寒さにメゲつつも、なんだかこのキビシイ季節を楽しみ始めたわたしであった。





不思議の国の夜

夕べ不思議な感じのSPとの邂逅。
昨日の夜、やはりSPの様子を見に外に出た。

すると、SP近所の階段の上の家の庭でなく(=ΦエΦ=)
SPお腹がすいたのか?
するとSPにゃんにゃんととんでもない道を走って行った。

その道こそ知る人ぞ知る。わたしも息子が小学校1年生の時に知った。
近道で、この階段周辺の住人、近道したい小学生及び猫が主だった利用メンバー。
この道人がやっと一人通れるくらいの坂道で、近辺で1番の大通りの1本裏道に通じでいる。

その階段をSPがとっとと逃げて行ったのならば不思議でもなんでもない。
ヤツは猫だ。気まぐれにわたしを避けたくなるモードの時だってあるだろう。

だがSP飛ぶようににゃんにゃん走りながらも立ち止まってわたしのほうを振り返る。
夜目にもその瞳は来いよ!と、促している。
だが、雪で凍りついた坂道、SPは猫だがわたしは人間だ。
おのれのようにヒラヒラとは飛んで行けないわ。

こんなところで引っくりこけたらカッコ悪いこと竹山で転んだどころでなく、誰かに見つかったら立ち直れなくなるよ。
なのでわたし慎重に慎重に、付近の住民にも気取られないよう歩を進める。

このような人知れず存在する裏道の常として、急に視界は開ける。
SP開けた住宅の駐車場でにゃあ声を出して促す。

今夜はここで食事にする。

はいはい分かりました。
だが、どの道を取って返そう。
開けた道を通れば遠回りだし、近道は危険が多い。
わたしは危険顧みず近道を選ぶ。

家からSP様のお食事の用意をしてこれまた近道は危険すぎるので遠回りして開けた道を行く。
SPあたかもその家の猫のようにテラスで寛ぐ。

SPご飯差し出した後、また来るからと言って去るも不思議な気分。
SPはここにテリトリーを変えたのか?

一夜明け、きびしい冷え込みながらも本日は晴天。
もうSPはこのへんのテリトリーから去ってしまったのか?
一抹の寂しさが胸を過る。

だが、朝日とともにSP2軒先の家の屋根の上にちゃっかり鎮座しているじゃありませんか!
SPこの辺から去ったんじゃないのか?

夕べのことはウソみたいに朝ごはんを食べるSP。

そして昨日は怯えていたが今日は妹SPを心配してやってきたプク兄ちゃん。

2匹は仲良し。

プクよ。SPうちにおいで。と言って説得しておくれ。
ともあれ、SPはテリトリーを移したわけではなさそうだ。
良かった。


昨日、処女雪、今日は氷の世界に進化した盲学校のグラウンド。

明日からの更にきびしい冷え込みにSPの身を案ずるも、なんとなくホッとして家に帰ると、、。

朝の晴天に乗じてシーツや布団カバー全て洗濯したことに気を悪くした(ちゃちこはベッドで朝寝するのが大好き)ちゃちこがカバーを剥がした布団の上で寝ていた。
目が覚めたらちゃちこにだけおいしいご飯をおよこし、アピールするんだよね。

ちゃちこ大嫌いな病院通いのおかげで最近元気。





処女雪

雪の降る夜は楽しいペチカ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
だが残念なことにうちにはペチカがない。
わたしはペチカもしくは暖炉に憧れて、暖炉のある家にすみたーい!

と、ハウスメーカーに嘆願したのだが。
暖炉って場所とるから家狭くなるし、家中煤だらけになるし、第一空調が効かせてりゃ南関東なんて暖炉に火を熾したくなるほど寒いなんて何年に1度あるかないか。

つまり、装飾品として設置するにはうちは狭いし、実用としては不要であるとの見解。
なのでうちはペチカもしくはそれに準ずる暖房器具はない。

そもそもペチカってロシアで標準仕様の暖房器具だろうが?
ロシアから見りゃ南関東の冬なんてぬるすぎて冬とも言えない気候なんでしょうね。

そしてわたしが雪の夜を心から楽しめないその理由とは?
SPなんであの時逃げたんだ!
こうなるのがわかっていたから捕まえたのだ。

SPよ!無事でいてくれ!
朝、SP確認に乗り出したくもあまりにも雪が深い。
コトを起こす前に雪掻きをしなければならない。
なんでこういう時に限って息子がいないんだ。

昨日と打って変わって今日は日差しが(+_+)眩しい。
わたし雪掻きを切り上げ、SPの立ち寄りそうなところをめがけSPの名を呼ぶ。
応答はない。

まさかこの雪深い中、例の元竹山にいるなんじゃないか?
だが。ここに常時入り込むのはわたしとSPくらい。
雪掻きが進んだ今も処女雪に覆われ誰も足を踏み入れた形跡はない。

これだ!
こんなところに足を踏み入れたら、登頂者はわたしであることはバレバレ、再度言うがここに足を踏み入れるのはわたしとSPを置いて工事人以外ない。
だが、SPの安否のほうが大切だ。

だいたい、この元竹山登りしたところでお巡りさん含め誰も文句言いはしないであろう。
姿を見られるのはカッコ悪いだけだ。
なので登頂開始、万一の場合に備えて雪掻き用スコップを携帯する。

それがまた、切り取られた竹が雪の下に無数に埋まってるもんだから歩きにくいことこの上なく、1度はマトモに足取られて引っくり返った。
だが、SPを探し出すまでは負けてはいられない。

誰も足を踏み入れてない処女雪をわたしの足とスコップは蹂躙する。
SP返事をするんだ!

そしたら、訴えるようなミョーん声。
SP生きてたかヾ(*´∀`*)ノ

SPは元竹山の隣の家のオープン型の物置の材木の隙間にいた。
SPなんとかしてここまで来るんだ。
所有権がいい加減な上に人が住んでるわけじゃないこの小山と違ってそこは人の敷地内、猫であるSPは無礼講で済まされても人間であるわたしは不法侵入にあたる。

今からご飯を持ってくるから竹山の麓まで何とかして来るのだ。
わたし家に取って返し、SPの食料を調達して再度元竹山とその隣の家の境界線あたりまで急ぐ。

今度は無事に到達する。
臆病SPはわたしが用意したご飯をあたりを伺い、恐る恐るながらも平らげた。

わたし、わたしとSPのために元竹山の雪払いに精を出す。
今日は快晴、雪を掻いておけば明日にはSPはここまで来られる。

明日からまたここで会おう。

だが、帰宅したわたしにまた心塞ぐ知らせ。
大寒波がやってくる((((;゚Д゚))))

SPうちの猫になるんだ。
明日から、捕獲でも拉致でもなくSP救助に乗り出そう。

そしてわたし、、。
ピアノの練習が出来ないよ・゜・(ノД`)・゜・





雪の日

今日は雪がふるって予報。
だが、本日ちゃちこの通院日、雪が降る前に行かなければ、、。
そして気になることがある。

SPよ。どうしている。
わたしちゃちこが病院に行く前にSPの消息を確かめる。
いつもの元竹山、今ゴミの山。
朝方の寒さに関わらず、SPはいた。

ダメだ。SP、今日は雪が降る。ひょっとして大雪になるかもしれない。
うちに来るんだ!!

なので、とうとうわたしSPを捕まえた。
抵抗するSP。

お前のためだ。どんなに恐ろしい天候になるか?
猫には予測つかなくても人間にはつくのだ。

もうちょっとでうちだ。
SPうちにはお兄ちゃんが(プクのこと、息子のことではない。)いる。
けしてお前は1匹ではない。

だが!超猫的身体能力を誇るSPドアを開けて、SPの体を押し込めようとしたその瞬間、超高速で逃げていった。
あああぁ!SPよ。
この事件でわたしのことまで猫喰い人間のリストに入れたんじゃあるまいな。

だが、わたしとて他にも猫を持つ身。
大雪になる前にちゃちこを病院に連れて行かねばならない。

SPに比べ圧倒的にとろいちゃちこ。あっというまにわたしに捕まり、バックパック猫キャリーの中の猫となる。
さぁ、行くんだちゃちこ。せこい雨が降り始めているがこれくらいじゃバスは運休しない。

何故か今日はバスが混んでいた。
わたしの頑張りと、ちゃちこのとろさのおかげで今日も1番で診察と治療を受ける。
ちゃちこは病気なりに元気だ。
この調子で生きるんだ。ちゃちこ。

暖かな家に帰ってきて心配なのはSP。
わたしのこと嫌いになったか?

SPが常時わたしを待っている元竹山の近くにSPはいた。
SPわたしの問かけに答えてわたしが用意したお昼ご飯を食べた。
やはり、SPとの距離を徐々に縮めてSPがうちの猫になる気になるまで待つべきなのか?

だけどなーーー!!??
下校時間がやってきてわたしも仕事。
キッズのハイテンションの声が響き渡りそして、、、。

思ったよりひどい大雪(゜д゜)こんなになっちゃったよ!どうしようΣ(TωT)あ–
夜になっても雪はやまない。
ひどいフリになりそうだ。風まで出てきた。

ええええSP—(;_;)無事か?
なんで逃げたりしたんだ。

明日の朝1番で雪掻き。
もするが、その前にSPの様子を見に行こう。
見に行ったってあいつだって年季の入った野良猫だ。
どこかに潜り込んでこの大雪の中姿を現すわけはない。

でも行くんだわたし、わたしのほうが凍死する危険性のほうが大きい。
なんて言ってられるか。
今日は午後からうちにずっといたので、短いスパッツの上に木綿のスカートはいただけでこれじゃ寒いから、間にジーンズはいてペチコートはこう。
大昔に息子がくれた厚手の靴下履いて大雨用、園芸用ゴム長とこれまた息子のお古のアメリカ制作のゴツイジャケット着ていこう。

SPせめて冬の間だけでもうちに入っておくれ。





雪の予報!動物病院への道

明日はちゃちこの動物病院の日。
だが!明日の天気予報は雪。
朝9時から降り始めるって!?

あらあら、どうしたらいいんだ?
仕方ない。
バスが立ち往生する前くらい、正確に言うと山元町4丁目から滝の上への坂が危ないヽ(`~´)ノ アブナイ!!
何年前かの雪の日はここで複数台の乗用車+バスが動けなくなってそれはそれは悲惨な有様となっていた。

雪にメゲないわたしが冬のワンダーランドだぁー!と言って用もないのに外出してその場面に遭遇した。

だが!そのバスの乗客となっている場面にはできるだけ遭遇はしたくない。
まして猫連れでは、、。

とにかく、明日の朝は動物病院の診察開始時間の前くらい、1番で(つーか普段でも大抵は1番なんだけど)病院までなんとかたどり着くように、、祈ろう。
市営バスよ。わたしとちゃちこを乗せて雪を蹴散らして走るのだ!

その動物病院通いですっかり元気を取り戻したちゃちこ。

左目が涙目なので目薬も明日もらわなければならない。

明日の午後もレッスンはあるけれど、みんな来られるかな?

ちゃちこの病院と心配なのはSP。
嵐にも大雪にも耐えて、野外生活を送っているSP。

せめて、うちの前まででも来てくれれば保護というか(正確には捕獲)捕まえてうちの中に拉致してしまうという強硬手段にも訴えられるが、うちの周辺をうろつくプクと敵対する猫が怖いらしくてうちの隣までは来るのにわたしの家までは来られない。

実はそのプクの敵である黒猫、去年の暮れから忽然と姿を内周辺から消した。
この猫は飼い猫ではあるので、家に帰ってテリトリーを変えた。
という説が1番有力ではある。

だが、そやつは忽然と姿を消したが替えの新手の猫が最近はやってくる。
SPとお友達になれれば良いのだけれど、、。


今日のSP。
竹狩りをした後のハゲ山に隣の盲学校のグラウンドの大竹が1本倒れ込んできた。
その倒れた竹の下で昼下りSPは寛いでいる。

今日はピカッーーとして晴天だったけれど明日は雪だ。
だけれど会いに行くからねSP。

もと竹山、今ハゲ山から下りてきてうちの猫になるのだSP。