タキシード猫01
猫ボランティアさんがやってきた朝
地域猫さんたちを絶食(おそらく)させたその翌朝、約束違わず猫ボランティアさんたちがやってきた。
この段階ではお母さん猫のクロメのみをお願いする予定であったが、そこは流石にわたしなんかより猫を見る目のあるボランティアさんたち、まだ幼きSPを指差し。
「あの仔猫も雌です。早ければ来年の春には子猫産みますよ?」
えー、、、、
そうか、そうだったのか?
何故わたしがクロメのみ考えていたかというと。
1、SPが♂か♀か判別がつかなかった。
2、仮に♀だとしてもまだ仔猫さ。と考えて甘くみていた。
そうか、そりゃ困る。この猫コミュニティはこれが限界でないかと考え、さらにはうちでSPの仔猫を拐う(簡単に引き渡すとは思えないし。)にしてもいい加減限界。多頭飼育崩壊とてユメじゃないガーン。
「お願いします。お願いします。あのチビ猫も捕まえてください。」
猫ボランティアの方々、お腹を空かせたクロメとSPを巧みに湯掻いた鶏胸肉で誘い出し、あーーっ、という間に猫捕獲器に収納。SPはあの栗鼠がクルクル回るオモチャに入った如く、クルクル回りして抵抗を試みる。
だが、SPよ。猫と人間とどっちが頭いいと思う?これもみんなお前たち、地域猫の幸せを考えてのことだ。
そして、いずれはわたしの猫となっておくれ。
SP耐えるのだ(頑張れSP、そしてクロメ)
クロメを省けにしては可哀想。ただいま全力上げて2、3枚はあると思われるクロメの写真捜索中。
このようにして、クロメとSPはあと何匹もの地域猫集団避妊手術流通車に乗せられて、獣医師の元へと向かったのである。
クロメ、SP無事生還
その翌々日(と思う。記憶はそれほど確かではない。)クロメ、SPともども無事生還。ボランティアの人々から猫抗生剤を貰いクロメSPのご飯に混ぜるよう指示を受ける。
だが、猫たちは何と言っても地域猫、そして普通に猫。果たして飲んでくれるかどうか?
「飲まなかったら仕方ないので、いいです。」
「はい」だが、大丈夫かクロメ、SP。辛かったらうちにおいで、改めて動物病院に行こう。
だが、クロメ、SP共にわたしに拐かされる気配はサラサラない様子。
わたしクロメ、SPのご飯に何とかカプセルに入った抗生剤を混ぜ込むにも、その頃はクロメ、SPの他にも、おじさん黒猫のクロオ、ちゃちこのお兄さん猫カール(ちゃちこはチビ猫の時にわたしに捕まりうちの猫、ブサことカールは出歩くもうちで捕まえた。)SPのお兄さん猫プク(これは正式にうちで捕まえたうちの飼い猫)ともども、ファミリーで暮らし、わたし近所の人たちが提供するご飯もみんなでシェア。
猫ファミリーはとても優しい集団で、1番のチビで♀のSPをご飯は優先したのだが、いーや抗生剤の入ったところを誰が食べたかは、、わかりゃしない。
なりのデカい♂のクロオ及びプクが食べてしまってるかも💦
薬なきゃないで大丈夫さ。とボランティアさんは請け負ってもらったが、まさかクロオやプクにとっては毒になるってこと、、。あるかな?
どうにも獣医学、畜産、薬学の知識に極めて乏しいわたしには分かりかねる。
だが、この時は猫友ならぬ(当時はバレエにもハマっていた。)愛猫同盟のバレエ友に打ち明けたところ「抗生剤ならば、病み猫や、手術猫、怪我猫じゃない猫が飲んでも大丈夫さ。」
と、力強く請け負ってくれた。

1枚見つけた(厳密には2枚の同じ写真)幼き頃のSP。
まだ秘密基地が健在で、盲学校に通づる道が小道だった頃笹が生い茂り、家々の庭には茗荷や雪の下が一面植っていた頃。
懐かしい時代、SPたちファミリーがみんな揃っていた幸せな頃。
とにかく、クロメSPは避妊手術を無事乗り越えた。

入り込んむこと植物採取することを地主から許可してもらっていた。
これが秘密基地、夏場はチクチクする蔓草が生い茂りすぎて、入り込むのはわたしは不可能だった。
(続く)

