猫アラームと工事の穴

今日の夜明けは4時58分。
とうとう朝の時間は5時代を切った。

わたしはガラケーのアラームを翌日の夜明けの時間に設定している。
では、本当に日々夜明けに起きてるかっていうと、、。

残念ながらそうはいかない。
アラームを切ってそのまま7時過ぎまで眠ってしまうことも幾度か、、。

だが、、。起きることができないときは相当に疲れている。
寝不足が祟っててちょっとやそっとでは目が醒めない。

うちにはガラケーなんかより強力なアラームが存在する。
それは訴えるような瞳が魅力の病猫ちゃちこ。

ガラケーアラームが鳴る頃に前足の肉球をわたしのほっぺにぎゅうぎゅう押し付ける。
気持ち爪を立てている。
わたしが深い眠りに落ちている時はガラケーの五月蝿い♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦が鳴り響こうと、ちゃちこの肉球攻撃に遭おうと気づかず寝ている。
(大丈夫か!わたし大震災が来たらどうするんだ!)

わたしとて常時ブタの如く明け方寝ているわけではない。
そのような時は、ガラケーアラームより猫肉球アラームが強力となる。

そのように今朝はちゃちこの肉球攻撃で起きだした。

ちゃちこはそのように病身ながらも小康状態を保っているが、憎き工事のおかげですっかり昼間うちの近所に姿を現さなくなったのがSP。

わたしは工事が終わりし日没後、SPの姿を求め元秘密基地、今ハゲ山から造成地に進化した地所を訪ねる。
SPはいる。
SPは元気だ。わたしがデリバリーするご飯は食べるがうちに来るようにという説得には応じない。
時々、プクと夜の工事現場巡り!?を楽しんでいる。

ちゃちこの肉球攻撃で工事が始まるはるか前に起きだしたわたし。
工事現場の様子を見たら、、、。

なんなのよこれ!!Σ(゚д゚lll)
あぶないから入らないでください。
って、書いてあるけれどプクもSPも学校に行ったことないんだし、わたし教えなかったし、猫なんだし、、。
猫が読めるはずないじゃないか!!

この穴ボコにSPが落ちたらどうするんだ!
いやSPは慎重な猫だ。穴ボコに落ちるようなドジは踏むまい。
だが、SPのお兄さんであるにも関わらずプクはなかなかどうしてドジ猫なのだ。

しかもプク、何故か(売れたのか?)1棟だけ家の基礎工事してる現場に入り込みフチに流し込んだセメント部分のところをトラックと間違えたらしく短距離走を試みていた。
固まらぬセメントにズブズブ沈んでったらどうするんだプク。
仕方ない救出じゃ。

だが、プクは無事走り終えて帰途につく。
SPは来ない。悲しい(m´・ω・`)m
翌日、あのセメント部分プクの足跡だらけになってるんじゃあるまいか?
と、思ってこっそり覗き込んだが、昼間の陽光でもう固まっていたらしく、足跡らしきものは見当たらなかった。

わたしとSP、プクの平穏な暮らしのためにも工事よ。早くおわってくれ。
ランプとちゃちこは外に出ないからいいけどな。





4月の動物病院

ちゃちこの動物病院通いが続いている。
わたしのほうは病院通いに慣れたが、猫はいっこうに慣れようとしない。
毎朝、文句を言う。

このところ文句の度合いがひどくなってきた。
これにはワケがあるに違いなく、4月に入ってからというもの動物病院はにわかに繁盛し始め犬が多い。

この犬さんたちをちゃちこは気に入らないのだ。
ちゃちこ発するにゃーは人間語に翻訳すれば「ここは猫の来るところなのよヽ(`Д´)ノ犬はお帰り(`・ω・´)」
と、言っているに違いないのだ。

4月になると一斉に犬って病気するのか?
って、わけでもないだろう。
そうよ!!予防注射だ。
ここ数年犬のいない暮らしをしていたので忘れていた。

なので、やってくる犬さんたちのあとの順番になることも多く、ちゃちこはその間中「おのれら!許さん!」を繰り返す。
だが、まぁ良いわ。所詮ちゃちこは猫、いくら悪態ついても怒りを含んだにゃあーーゴーにしか聞こえない。

動物病院から帰るのがいくらか遅れるのが難だが、これもいい。
わたしを悩ませた3月末から4月頭のミッションは終了した。
時にはわたしだって仕事人となるのだ。

うちの猫として暮らす3匹猫のうち最もトロく、最も怖がりのちゃちこは薬を飲ませるのも、動物病院に通うための背負子に押し込むにも1番楽だ。
ランプはすばしこいので油断がならない。プクは重い。

今年中にはもう1匹猫が増える予定、それが上手くいってない(´;ω;`)
4匹目の猫となる予定のSP。
最近は工事に慣れて盲学校のグラウンドによくいるが、わたしとゴロニャンしても捕まえてうちに拉致出来る雰囲気はまだない。

盲学校のグラウンドでコロコロするSP。
色がなんとなく、加工したみたいに見えるのは土埃まみれになっているため。

ほこり高きSPよ。
工事が終わったらうちのテリトリーに戻っておくれ。
そして冬までにはうちの猫になるのだ。





荒野のSP

このところ売れている。
猫たちが猫モデルに抜擢されたのではない。
わたしが売れているのだ。

つまり仕事が多い。
仕事が多いのはありがたい。
次の支払いについて頭悩まされなくてすむ。

仕事が込んでたってSPには会いに行ってるし、ちゃちこの動物病院へも1日置きに行っている。

わたしの仕事も込んでいるが、家の周辺の工事も怒涛のごとく押し寄せている。
例のプクが時々運動会をしている造成工事だけではないのだ。
下水の工事もしている。



100人もの工事人が押し寄せて来て、とりどりの工事車両の品評会。
今日は巨大なドリルで地面に穴を開ける仕様の車が来ていた。
何なんだよ。アレ(・3・) アルェー。
キャタピラが通るたんびに震度10くらいの揺れが来る。

賑やかで結構なのだが、いっこうに結構でないであろうと、思うのはSPのこと。
なので最近はSPデリバリーは夜行っていたが、来る演奏依頼に研鑽を積まねばならぬ昼下がり。
生徒がやってくるまでの貴重な時間、練習に次ぐ練習を、、。

だが、電話しなければならない。プリンタの修理する。
あらゆる事案が押し寄せてくる。

もー、いい加減キレるぜーーー(`・ω・´)

不思議なことに唯一工事をしていない元秘密基地を仕切る盲学校のフェンスのところで「SPいるか?返事しろーー。」
と言ったら、どこからともなくにょーん声。
SP元気か!
なんと、元秘密基地、今荒野の枯葉の吹きだまりの中で寝ていた。
荒野でご飯よこせ。と、SPは鳴く。

だが、SPは猫だがわたしは人間そろそろレッスンが始まるのでジーンズではなくて香水瓶柄のスカートをはいてる。
これで荒野登るのか?
ええ、我儘なSPのためにスカートはいて荒野の丘を登りましたよ。
丘の裾野に降りてこいって、、。

前世くノ一だったに違いないわたしにはたいして苦になる作業でもないが、近隣の住人、及び工事人に見られたらカッコ悪いだろうが!
どうやら、SP工事に慣れてきたらしい。

来週になれば今抱えているお仕事!も山を越える。
だが、工事は続くよいつまでも明日はどこでどんな工事が始まるのか?





夜のデリバリー

このところ隔日の病院通いが効いてちゃちこがとても元気。
良かったね。

だがその元気のおかげさまで朝方お腹がすくらしい。
朝4時頃にわたしを起こす。
ところが!どうも時々わたしはちゃちこを裏切るらしい。
深く眠りこんでいるとちゃちこの「起きて、ご飯食べさせて」に、気がつかないらしい。

目が覚めるとちゃちこがいじけていることも幾度が、、。
悪い!ちゃちこ、だが、眠いもん仕方ない少し我慢しておくれ。

そのためか最近のちゃちこの朝方のわたしの起こし方は肉球をわたしのほっぺに押し付ける。
何事か!!?と、慄いてわたしは目を覚ます。
学習したなちゃちこ。

うちにいる猫たちはこのように平穏だが、家なき猫のSPの身の上は相変わらず心配なもの。
やっとSPの大嫌いな工事がケリがつきそうなものの、うちの近所のテリトリーに戻ってきてくれるものなのだろうか?

ここのところ、昼間妙に忙しくてSPに会いにいくのも夜にしている。
SPもそれに慣れたらしくて名を呼ぶとSPテリトリーの中では家にもっとも近い位置でにょーん声で鳴く。

昨日は兄ちゃんのプクもやって来て、しばし一緒に過ごした。
嬉しさのあまりかプクは3軒家が建つ予定の造成地で荒野のライオンの如く走り回った。

プクよ。どうしたんだ?!

今日はわたしの邪魔をしてパソコンの前を占領する。

プク、パソコンの使える猫を目指すがいい。